大阪簡易裁判所に諸事情があり出廷してきました。
あまり大阪簡易裁判所まで出廷することがないので、自分の件が始まるまで裁判傍聴をしておりました。
ちょうど株式会社ギルドの貸金請求訴訟があったので、傍聴いたしましたが、被告（借主）が欠席している事案ばかりで、あっという間にどれも欠席判決となってしまいました。
ギルドが請求している債権は、当事務所の経験則上、ほとんどが５年以上返済されていないものです。
そのため、「時効援用」をすれば消滅時効によりギルドに対する支払義務を逃れることができますが、残念ながらその事を知らずに、ギルドの言うがままに少額の返済をまず行い、時効援用権を封じられてしまうケースが本当に多いです。
ギルドの取り立ては非常に厳しく、自宅訪問はもちろんのこと、勤務先に連絡して来たり、一括返済じゃないと許さないと高圧的な口調で返済を求めてきます。
長期間支払を放置しているということは、その間遅延損害金という高利が付きますので、時効援用が出来ないとなると数百万の債務の返済義務を負うことになり、解決方法はもはや「自己破産」や「個人再生」といった法的手続きしかないというところまで追い込まれてしまいます。
ギルドのネット上の評判は非常に悪いので、特に専門家に相談することなくご自身で架空請求だろうと判断し、何らの対応をしないケースも多いですが、この会社に至っては何も対応しないということは危険です。
ギルドは、時効の期間が経過していても、「時効援用」がされていない債権については躊躇なく訴訟を起こしてきます。
裁判を起こされてもなお裁判所がこんな会社の言い分を聞くわけがないと思い、何も対応しない方は残念ながら結構いらっしゃいます。民事裁判では、相手方の言い分がどんなにおかしくても何も反論をしない場合は、相手の言い分を認める扱いになってしまいます。
つまり、反論を出さないとギルドの債権を認めてしまうことになるということです。
ギルドの取立てに困っている、ギルドから訴えられたけれども、長期間支払いをしていないのでもしかしたら時効になるのではないかと思った方は、どうぞお気軽に当事務所までご相談ください。
大阪簡易裁判所に訴えられたとしましても、当事務所にお越しいただくことが可能な方は、当事務所が代理人として裁判対応いたしますのでご安心頂ければと思います。
※判決を取られてしまった場合でも、当事務所では個人再生や破産手続きのお手伝いも可能です。
【参考】
株式会社ギルドまでの会社変遷
①株式会社ハッピークレジット ②株式会社信和（スマイル） ③山陽信販株式会社
↓３社合併（株式会社ハッピークレジットが存続会社）、商号変更
トライト株式会社（アイフル子会社時代）
↓商号変更
株式会社ヴァラモス（ネオラインホールディングス子会社時代）
↓商号変更
株式会社ギルド（現在）
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