代位弁済により生じた求償債権の時効援用

銀行等で借入をして、返済が滞ってしまった場合、保証会社が、借主に代わって銀行に支払をし、債権者が保証会社に代わることがございます。

このように保証人（保証会社）が債務者の肩代わりをすることを代位弁済と言います。

代位弁済を行うと保証会社は、債務者に対して肩代わりをしたお金を払ってくださいという権利を取得します（このことを求償権といいます）。

 

保証会社が求償権を取得した場合に、時効の起算点はいつになのかと質問を受けることがございますが、代位弁済により保証会社は求償権という債権を取得しますので、代位弁済をしたときから起算することになります。

ですので、時効中断事由が特にない場合は、代位弁済後５年経過で時効援用が可能となります。