ご夫婦の片方が、専門家に債務整理(任意整理、個人再生、自己破産)を依頼すると、依頼した方の信用情報はブラック(延滞・事故)になります。
よくご質問頂くのが、その配偶者や子どもも信用情報が傷つき今後のローンやクレジットカード使用に影響が出ないかということです。
結論から申し上げると一般的には影響はありません。
というのも借金問題はあくまで債務整理をした方個人の問題だからです。
もし影響があるとすれば、連帯保証人になっているケースです。連帯保証人になっていて支払ができないのであれば、信用情報は傷つきますが、連帯保証人にもなっていなければ配偶者だから支払いの責任を負わなければいけないということはありません。
では今後全く問題なく生活できるかという事ですが、現金で生活するうえでは全く問題がありません。
しかし、車のローンや教育ローンなど生活をするうえでやむを得ずに借り入れをしなければならいないケースはありますが、債務整理中にローンを通すというのは非常に難しいのは事実です。
ただ、そのリスクを恐れて債務整理をしないという選択肢は無いと思います。
といいますのも、支払が困難だからこそ債務整理をするわけであり、債務整理をしないでいても収入に応じた借入限度額というものがありますので、結局ローンを組もうにも組めない状況にあるのは変わりません。
むしろ債務整理をすることで、無利息の分割払いになれば、信用情報が傷ついたとしても債務整理しないときに比べて早く借金問題を解決できます。信用情報機関の登録も債務整理をしたから永遠に登録され続けるわけではなく、完済して5年で抹消されます。
今後のライフプランを考えどういう選択が良いかをよくお考え頂ければと思いますし、そういった見通しを立てるのが苦手であれば、当事務所のような専門家にご相談いただくのも一手です。
債務整理は悪ではありません。ましてや「任意整理」は借りたものは返すという考え元に立った解決方法であり踏み倒しではありません。
借金問題でお困りの方はお気軽に専門家にご相談下さい。
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