三和ファイナンス株式会社での借金の件で、アウロラ債権回収株式会社から請求を受けているので対応してほしいとのご依頼を受けました。
三和ファイナンス株式会社で借入をした際に、返済が滞ってしまい長期間放置していたところ、債権の譲渡を受けた株式会社SKインベストメントの回収受託者としてアウロラ債権回収株式会社から請求が来たようです。
(なお、三和ファイナンス株式会社(商号変更後は株式会社SFコーポレーション)は、平成29年5月24日に東京地方裁判所で「破産手続終結決定」を受け、法人としては消滅しております。)
三和ファイナンス株式会社
↓平成24年3月15日※事案によって日付がずれている場合があります。
エム・テー・ケー債権管理回収株式会社
↓平成30年3月1日※事案によって日付がずれている場合があります。
合同会社バント
↓平成30年6月29日※事案によって日付がずれている場合があります。
株式会社SKインベストメント 債権回収受託者:アウロラ債権回収株式会社
これだけの流れを経て、請求してきますので架空請求を疑われる方がいるのはもっともです。
ただ、アウロラ債権回収株式会社自体は法務省の許可を得た債権回収会社ですので、請求してきても合法です。
では、アウロラ債権回収株式会社から過去に滞った借金の請求が来たらどう対応したらよいでしょうか
もし、アウロラ債権回収が請求してきている借金の支払いを5年以上しておらず、過去に裁判(訴訟、支払督促、調停)を起こされたこと等時効を中断させる事由が無いようでしたら、「時効援用」を行うことで、支払義務を逃れることができる可能性があります。
(※借金の支払義務は、期間が経過すれば自動的に消滅するものではなく「時効援用」により消滅します。)
「時効援用」により借金の消滅時効が成立すれば、そもそも元金を含め発生した利息・損害金すべてを支払う必要がなくなります。
ですので、長期間返済をしていない方で、債権回収会社から請求が来たからびっくりしてすぐに連絡されてしまう方もいらっしゃいますが、上記に当てはまらないかまず確認することをお勧めします。
なお、今回ご依頼いただいた方は、珍しいことに三和ファイナンスが債権を持っているときに裁判をされており、まだ判決確定後10年経過しておりませんでした。
しかしながら、「任意整理」をすることで、負担を軽減出来る可能性はあります(利息の減免、分割払いの交渉)。
債務名義を取られているから、債務整理ができないということはありません。
当事務所では、債務名義を取られた後でも任意整理によって解決された方は数多くいらっしゃいます。
自己破産や個人再生は最後の最後の手段です。
もしアウロラ債権回収株式会社からの請求やそれ以外の業者から債務名義を取られてしまい、どう対応すれば良いかわからない方はどうぞお気軽にご相談ください。
ご依頼後、当事務所がご依頼者様に代わって時効援用を行います(万一、時効にならない事案の場合でも、引き続き返済金額の減額及び分割払いの交渉を行うこともできます)。
また、ご依頼中は取立ても止まりますので、安心して生活が送れるようになります。
アウロラ債権回収が請求してくる債権一例
・三和ファイナンス株式会社(株式会社SFコーポレーション)
・株式会社マルフク
・イオンクレジットサービス株式会社
・CFJ(アイク・ディック・ユニマット分)
・株式会社キャスコ(現:株式会社プライメックスキャピタル)
・東京スター銀行(TSBキャピタル)
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