携帯電話買取詐欺（携帯融資詐欺・少額振込詐欺）と呼ばれる手口が急増しております。
当事務所はこの手の詐欺被害の相談に積極的応じておりますが、若い方を中心に非常に相談が多い詐欺類型です。
この詐欺の手口は、主にネットで「ブラックでもお金を貸します」「主婦やフリーターでも大丈夫です」等と金融業者を装って集客し、連絡をしてきた人に対して、「信用状況が良くないので、まず携帯電話を数台購入してください」「契約した携帯電話はこちらで請求が来ないようにしますので指定の場所に送ってください」とスマートフォン（特にiPhone）やタブレット（特にiPad）を購入させよう仕向けてきます。
送ってしまったら最後、「海外からの送金が遅れている」「ローンがまだ残っているから買取が出来なかった」と訳の分からない理由を付けて、お金を支払わず最終的に連絡もつかなくなってしまいます。
最終的には、携帯電話料金の支払義務だけが残る非常に悪質な詐欺と言えます。
なお、この手法の詐欺は被害者にもなり、加害者にもなってしまう恐れがありますのでご注意ください。
どういうことかというと、携帯電話会社からしてみると、自分で使用する意思がないにもかかわらず、通信契約や端末の割賦契約を結ぶことは、形式的には詐欺といえる行為だからです。
実際に逮捕された事例もございます（その事案は幸い無罪となりましたが、新聞報道がなされております）。
警視庁のＨＰにも下記の注意が掲載されております。
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警視庁ＨＰから引用
携帯電話等を販売店からだまし取る行為は犯罪です！
最近、インターネット上の掲示板や闇サイトにおいて、
携帯を契約するバイトです
簡単に稼げます
即日現金を渡します
請求書は無視してもらえればいいです
契約した携帯電話は当方で転売します
等の文句に誘われ、
実際に使用するつもりも、購入代金・利用料金を支払う意思もないのに、携帯電話等を契約し、販売店からだまし取った携帯電話等をアルバイト斡旋業者なる者に渡してアルバイト料をもらう
という人がいるようです。
しかし、このような
携帯電話等を販売店からだまし取る行為は犯罪です！
携帯電話販売店に対する詐欺罪が成立します
（中略）
犯罪となる例
○ インターネット上の掲示板で、携帯電話の購入アルバイトを募っていたので応募した。携帯電話を実際に利用するつもりはなかったが、携帯電話を契約し、アルバイト斡旋業者なる者に渡して日当をもらった。
○ 白ロムの購入バイトは金になると聞き、悪いことと知りつつも携帯電話を契約し、機種変更を繰り返して端末を複数台入手し、購入代金を支払うことなくアルバイト斡旋業者なる者に転売した。
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最近よく相談を受ける詐欺業者名
・サミット
・モバイルワン
・ミネルバ
・フルキャッシュ
・アヴァンス
・ディアナ
当事務所は、こうした詐欺により携帯電話代金が支払えなくて困っている方のご相談を積極的に承っております。
詐欺師から、「警察に相談したらあなたも詐欺に加担してたことになりますよ。」「共犯になりますよ。」と言われて、どうやって解決したらよいかわからない場合は、お気軽にご連絡下さい。
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