任意整理をすると自動車が引き上げられてしまうので、任意整理を躊躇してしまう方も中にはいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、任意整理をしたからと言って、自動的に自動車が無くなってしまうわけではありません。
任意整理において自動車が引き上げられてしまうケースとしては、
①自動車ローン(オートローン)の返済ができなくなり、そのローン会社を任意整理の対象とすること
②ローン会社に車の所有権が留保されていること
の2点の要件を満たすことが必要となります。
そのため、任意整理において自動車ローンを対象にしなかったり、自動車ローンを対象としても所有権が留保されていない場合には自動車を引き上げられません。
では、やむを得ず2点の要件を満たす任意整理を行う場合、下記の流れで車を引き揚げられます。
①任意整理の依頼後2週間~1か月後にローン会社から専門家へ「車を引き上げさせて欲しい」と連絡が入ります(※依頼人に直接連絡が入るわけではございません)。
②その後、依頼人と引き上げ日時の調整をし
③引き上げ時には当日を迎えることになります(※ローン会社から依頼を受けた引き揚げ代行屋さんが車のあるところまで車を取りに来ます。一般的には立ち合いを求められます。車検証、鍵などを引き渡します。)。
一般的には任意整理のご依頼から1~2か月前後で車を持っていかれる、と思ってください。
ちなみに自動車は何としても残して債務整理をしたい。というご希望の方も多くいらっしゃいます。当事務所では、最大限ご希望に沿うような債務整理方法を提案させて頂いております。
お気軽にご相談ください。
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