信用情報について

現在、借入状況、借入金額、滞納の有無等の借入の情報(個人信用情報)を管理しているのは、下記の個人信用情報機関です。

信用情報機関一覧

1. 株式会社シー・アイ・シー(略称:CIC)

→主にクレジットカード会社、信販会社、リース会社、消費者金融、携帯電話会社などが加盟している個人信用情報機関。

2. 株式会社日本信用情報機関(略称:JICC)
→主に消費者金融、クレジット会社、リース会社、保証会社が加盟している個人信用情報機関

3. 全国銀行個人信用情報センター (略称:KSC)
→主に銀行、信用金庫、信用組合、農協、労金などの金融機関が加盟している個人信用情報機関

 

日本の消費者金融会社や信販会社は、「CIC」、「JICC」のいずれかに加盟しており(大手の消費者金融会社や信販会社は、「CIC」と「JICC」の両方に加盟することが多い)、基本的に貸金業者であればどこかしらの個人信用情報機関に加盟しているといえます

ご自身の信用情報について確認したい場合は、上記の機関に請求すれば信用情報を開示してもらうことができます(手数料500円~1,000円程度)。

 

このうち、債務整理手続き(任意整理)でよく質問を受けるのが、CICないしJICCの登録についてです。

 

よく滞納してしまうと「ブラックリストに載ってしまう」と言われますが、そうしたリストは存在しません。信用情報機関における「事故情報」(延滞)の記録を俗にブラックリストと読んでいるだけです。

なお、個人信用情報機関では、返済が3ヶ月以上滞ることを「延滞」としておりますが、実際に延滞登録される時期は債権者の判断によって多少異なります。

 

登録の消滅するまでの一般的な期間

1.株式会社シー・アイ・シー(略称:CIC)
延滞解消から5年
任意整理後完済してから5年

自己破産後7年

債権譲渡後5年

2. 株式会社日本信用情報機関(略称:JICC)
延滞解消から1年
任意整理後完済してから5年
自己破産後5年
強制解約後5年

3. 全国銀行個人信用情報センター (略称:KSC)
延滞解消から5年
代位弁済後から5年
任意整理解消から5年
自己破産後10年

 

基本的には、延滞解消から5年ほどで信用情報から債権会社の借入情報が削除されると言えます。

ただし、返済せず5年経過で解消するのではなく、”何らかの方法により”延滞解消してから5年です。

借りたお金を返済していない状況では5年たっても事故情報は残ったままですから、ご注意ください。

なお、JICCは、時効援用で登録がされた場合速やかに削除する取扱いをしています。

(CICは時効であろうと完済同様5年間登録がなされます)

 

ちなみに借り入れやクレジットカードの申し込みだけで信用情報に記録されます。

審査に通らず契約に至らなかったとしても、この「申込」の記録は6か月間残ります。

 

 

 

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