身内の方が亡くなってから数か月後、突然請求書や催告書が届き、そこで初めて故人(被相続人)が借金をしていたことに気が付くことがあります。
住宅ローンなどは家を担保に入れていますので、どこで借りているかは直ぐ判明します。
また、無担保のカードローンやクレジットカード等も支払が滞れば通常書面が届いたり、銀行口座で引き落としになっているものが多いですので、どこで借り入れをしているかもすぐにわかります。
しかし、それで本当に借金が全部出てきているのか不安だと思います。
では、故人(被相続人)の借金を調査するにはどうしたら良いかですが、信用情報機関で故人の信用情報を開示する方法があります。
JICC、CIC、全銀協は相続人であれば、戸籍謄本などの所定の書類を提出すれば故人(被相続人)の信用情報の開示を受けることができます。
全銀協以外は窓口でも開示してもらえますし、郵送でしたら2週間くらいで結果がでます。
自分では戸籍を集めたりする時間がないとのことであれば、専門家に代わりに取得を依頼することも可能です(簡単な手続きですので、専門家に頼むまでもないかと思いますが、ご兄弟の相続などで戸籍謄本が多くなり取り寄せたりするのが面倒であれば依頼する方がいいかもしれません。)
ただし、信用情報に登録がないならといって借金が無いわけではありません。
基本的には銀行、消費者金融や信販会社等の貸金業者や立替払いを行う業者しか信用情報機関は使うことができず保証会社や債権回収会社に債権が移ってしまっている場合、信用情報には出てきませんので、長期間滞ってしまっている借金などを調べるのは容易ではないことに注意が必要です。
故人が借金を残していることがわかったが、どこで借りていたのかが全然わからないようでしたらお気軽にご相談ください。
信用情報に登録が無い場合でも可能な限り調査をいたします。
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