自己破産をすると生活にどのくらい影響が出るのかを心配される方は多いです。
特に配偶者やお子さんに何か影響があるのか、といったご質問を弊所でもよくいただきます。
お子さんのために学資保険をかけておられる方が自己破産した場合、その学資保険はどうなるでしょう。
この場合、その学資保険の価値がいくらなのかがポイントになります。
保険の価値は、「現時点で解約をしたらいくらお金が戻ってくるか」という解約返戻金の金額で決まります。
もし、解約返戻金の金額が20万円を超えている場合は、自己破産手続上で学資保険は解約され、解約返戻金は債権者に平等に分配されることになりますので注意が必要です。(ちなみに解約返戻金については、保険会社に問い合わせればすぐにわかります。)
もし学資保険は維持したいようでしたら、まずは解約返戻金の金額を確認することをお勧めいたします。
20万円以上の解約返戻金がある場合で、どうしても学資保険を解約できないご事情があるようでしたら、個人再生をすることで維持できる可能性もあります。
保険の解約が気になって債務整理を躊躇されている方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談頂ければと思います。
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