れいわクレジット管理株式会社からの請求、裁判の解決方法(消滅時効、任意整理)

時効 れいわクレジット管理

れいわクレジット管理株式会社からの請求、自宅訪問に困っている方の悩みを解決するための手段等について説明したいと思います。

れいわクレジット管理株式会社とは?

れいわクレジット管理株式会社は、三菱UFJニコス株式会社から会社分割により承継された会社です。
設立日は2011年10月で、本店所在地は東京都港区南麻布にあります。

三菱UFJニコス株式会社の沿革
日本信販株式会社(1951年設立):「NICOSカード」などを発行。
株式会社UFJカード(2005年合併):「JALカード」や「東京三菱ハイブリッドカード」などを発行。
協同クレジットサービス株式会社(2006年合併):マスターカード発行による営業を開始。
株式会社ディーシーカード(2007年合併):「JALカード」や「東京三菱-VISA」を発行。
三菱UFJニコス株式会社(2007年社名変更):「MUFGカード」や「銀聯カード」を発行。

発行カード:
MUFGカード、UFJカード、DCカード、JALカード、ミリオンカード、三和カード、フィナンシャルワンカード、JAカード、エネオスカード等

れいわクレジット管理株式会社の業務内容は、三菱UFJニコスから引き継いだ債権の回収に特化しています。
具体的には、未払いのクレジットカード債務やローンの回収を行っています。

れいわクレジット管理から届く書類には、「催告書」、「通知書」、「残高証明書」、「お知らせ」、「法的手続き移行のご通知」などのタイトルが付いています。
これらは、債務の存在を知らせ、返済を促すために送り付けてきますが、時効の期間が経過している場合も多く、その確認が重要です。

10年以上前の滞納債権であっても平気で請求してくる業者ですので、そもそも借りたことすら覚えていない方も多いです。
また、れいわクレジットなんて知らないと放置される方も多いです。

なお、本社が東京にあるため、東京簡裁に訴訟を起こしてくることもあります。
東京簡裁には月に3,4回出廷しているので、れいわクレジットの裁判を傍聴することもありますが、ほとんどの方が出席しておらず、れいわクレジットの言い分を認める欠席判決が出ております。
れいわクレジットの大半の事案が時効の期間が到来している債権の請求訴訟案件ですので、そのような事案は時効援用すれば勝てるのにもったいないなといつも思っています。

この業者は判決後の和解条件が厳しい業者であり、れいわクレジットと聞くや否や依頼を断る事務所も多いです。

企業情報

会社名:れいわクレジット管理株式会社
旧社名:MUニコス・クレジット株式会社
本社所在地:東京都港区南麻布4丁目5番48号フォーサイト南麻布2F
裁判時の送達先:静岡県静岡市駿河区南町10番5号
事業内容:三菱UFJニコスから会社分割により承継したクレジット債権等の回収
電話番号:03-6455-6840 03-6821-2070

※裁判時の送達先:静岡県静岡市駿河区南町10番5号は、厳しい取り立てで有名なクレディアの本店所在地であり、クレディアも自宅訪問にはトラスト弁護士法人を利用しますので、何らかの関係があるようにも思えますが、今のところHP等では明言しておりません。

れいわクレジット管理株式会社は信用情報機関(JICC、CIC、全銀協)を利用するの?

個人の信用情報機関はJICC、CIC、全銀協の3つがあります。
いずれか又は重複で登録することができますが、現時点で銀行、消費者金融、信販会社として営業している場合に限られます。

れいわクレジット管理株式会社は、上述の通り三菱UFJニコスの滞納債権の回収が主な業務で、新規に貸付は行っておらず、信用情報機関に登録することはできません。
ちなみに過去のニコスの異動登録(いわゆる事故・ブラックリスト)は、れいわクレジットに債権が承継されてから5年で抹消されます。
ですので、住宅ローンや車のローン、クレジットカードを申し込んでも通る可能性はあります。
しかし、信用情報にれいわクレジット管理株式会社の登録がないからといって債務がないわけではなく、滞納した借金の支払義務は残っておりますので、請求が来ているのであれば、消滅時効援用、任意整理、自己破産などで解決する必要があります。

れいわクレジット管理株式会社の請求方法

れいわクレジット管理株式会社は自社で請求してくるほか、トラスト弁護士法人と業務委託契約締結しておりますので、弁護士法人が代理人として請求・自宅訪問をしてきます。

れいわクレジット管理株式会社という会社に心当たりがないためよく架空請求ではと質問を受けることがありますが、日本信販、ニコス、UFJカードで借りたことはありませんかと聞くと、借りた覚えがあると思い出される方も多いです。
基本的に日本信販、ニコス、UFJカード等の債権しか請求して来ないので、全くに見覚えのない債権を請求してくることはありません。
ネットでは架空請求だから無視した方が良いと誤ったアドバイスをされているのを散見しますが、放置することは得策ではありません。

ショートメール(SMS)

2024年7月1日より、ショートメール(SMS)での請求を始めております。

電話連絡

電話番号を知られている場合には、上記の番号で請求の連絡をしてくることがあります。

通知書(自宅訪問)

れいわクレジット管理株式会社(トラスト弁護士法人)からは、以下のような内容の書類(「催告書」、「通知書」、「残高証明書」、「お知らせ」、「法的手続き移行のご通知」、「ご訪問メモ」)が送られてきます。

お知らせ
拝啓 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
予てからご案内申し上げておりますとおり、弊社は三菱UFJニコス株式会社からクレジット債権の一部を会社分割(吸収分割)により承継し、その後、MUニコス・クレジット株式会社かられいわクレジット管理株式会社へ社名変更しております。
これに伴いまして、お客様のお振込先口座が下記記載のとおり変更となっております。
お客様には大変お手数をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
ご容赦願います。

日頃弊社をご利用頂きまして誠にありがとうございます。 
さて、先般より貴殿への貸付金のお支払いにつきましては再三にわたる請求対し、未だご入金がなく何ら誠意ある回答も頂いておりません。 
つきましては、至急弊社にご連絡の上、下記ご請求金額を〇年〇月〇日までにお支払い下さい。

ご訪問メモ
訪問者:トラスト弁護士法人
れいわクレジット管理株式会社から業務委託を受けた東京のトラスト弁護士法人と申します。
連絡取れず急ぎの用件があり、本日ご訪問いたしました。
下記の連絡先まで、至急ご連絡を頂きたくお願い申し上げます。

通知書
時下、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
弊社は三菱UFJニコス株式会社から分割した会社となります。
さて、先般より貴殿の借入金のお支払いについて請求しておりますが、未だご入金がなく業務上支障をきたしております。
つきましては、至急弊社にご連絡の上、下記ご請求金額を〇年〇月〇日までにお支払い下さい。
尚、本書は〇年〇月〇日現在で作成しておりますので、本書と入れ違いにご入金されている場合はご容赦願います。

自宅訪問・勤務先訪問

自宅訪問や勤務先訪問(借入時から変わっていない場合)を行う業者です。
以前は株式会社日本インヴェスティゲーションが調査と称して訪問しておりましたが、ここ最近はトラスト弁護士法人が訪問するケースが増えてきております。

相続人に対する請求

借り入れされていた方が亡くなられている場合、相続人を調査し、相続人に対して請求を行う業者です。
対応しないでいると裁判を起こされることもあります。
なお、相続放棄をすることで支払義務を逃れることができる場合もありますので、被相続人が残した借金だからと頑張って払っていく必要はありません。

簡易裁判所での裁判・支払督促

東京簡易裁判所で裁判を起こされることがほとんどです。
支払督促を使ったケースは当事務所では見たことがありません。

強制執行(口座差押・給与差押)

れいわクレジット管理株式会社の請求を認める判決(債務名義)を取得されてしまった場合、預貯金の差押、給料の差押を行います。
動産執行、財産開示手続き、不動産競売まで行った事例はあるのかもしれませんが、当事務所では見たことがありません。

解決方法

消滅時効

れいわクレジット管理株式会社から請求を受けたり、裁判を起こされてしまった場合でも、最終取引日(期限の利益喪失日)から5年経過していると消滅時効援用により支払義務がなくなる可能性があります。
過去に裁判をされていても、判決確定から10年経過していれば消滅時効援用が可能です。

消滅時効が成立するには、以下の条件を満たす必要があります。

  1. 最終取引日(期限の利益喪失日)から5年以上が経過している
  2. 10年以内に裁判を起こされていない
  3. 支払の約束(債務の承認)をしていない


支払義務がなくなることで、今後請求されることは一切なくなります。

気を付けていただきたいのが、5年以上滞納しているからと言って自動的に時効にはなりません。
必ず、「時効援用」を行う必要がございます。
そのため、先に裁判を起こされてしまい、債務名義を取得されてしまいますと時効にできたものが出来なくなってしまいますので、注意が必要です。

任意整理

消滅時効が成立しない事案であってもあきらめる必要はありません。
専門家(弁護士や司法書士)が依頼者に代わって交渉する任意整理という方法で完済を目指すこともできます。

任意整理とは、専門家が業者に利息の減免を求め、3~5年の分割払いの交渉をする債務整理方法を指します。

任意整理を依頼すると、請求や自宅訪問を止めることができます。
取立てに追い詰められていた方は、精神的にも楽になると思います。
なお、一部の事務所は、債務名義を取られてしまい、時効援用ができないれいわクレジット管理株式会社とは和解ができないので、任意整理を受けないというところもありますが、当事務所はその状況の方であっても依頼を断ることはいたしません。
たしかに、れいわクレジット管理株式会社は一括弁済以外の和解を受け付けてくれません。
(※分割払いの入金自体は認めますが、和解書の取り交わしはせず、こちらが一方的に入金すれば受け入れるというものです。)
そのような場合、当事務所が介入し、請求や取り立てを止め、安心して仕事や生活ができる環境を整え、毎月お金を事務所に貯めて頂き、一括で払うという方法で解決をはかることができます。
(2年~3年掛かりで完済された依頼者の方は何人もおります。)

また、裁判所を起こされてしまった場合でも、ご依頼頂くことで当事務所で裁判対応いたします。
訴えられたけど、裁判所に行く暇がないからと簡単に諦めないでください。

自己破産・個人再生

消滅時効・任意整理が難しい場合であっても、裁判所の手続きである自己破産・個人再生を利用することで借金問題を解決することができます。
借金問題は何らかの方法で解決できますので、ご安心ください。

ご依頼について

当事務所はれいわクレジット管理株式会社から請求を受けた方からの債務整理(消滅時効援用・任意整理)のご依頼を数多く頂いております。

当事務所に依頼するメリット

1.れいわクレジット管理株式会社から請求・取立てを止めることができ

2.れいわクレジット管理株式会社と話す必要がなくなる。

.裁判対応を任せることができる。

4.代理人として消滅時効援用通知書を発送する。

5.本人に代わって取引内容(契約内容)を調査することができる。

6.時効が完成したかを本人に代わって確認することができる。

7.時効が成立しなかった場合、別の債務整理方法を取ることができる。

8.一人で抱えていた悩みから解放され、心理的な負担を軽減でき、安心した生活が送れる。

れいわクレジット管理株式会社からの請求・取り立て・裁判・強制執行にお困りの方は、当事務所までお気軽にご相談ください。

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