時効中断のため2度目の裁判手続き-アビリオ債権回収株式会社

アビリオ債権回収株式会社に訴えられてしまい、東京簡易裁判所から呼出し状が届いた方のご相談を受けました。

支払をしなくなって10年以上経っているとのことで、時効を前提として裁判対応をしようと考えておりました。しかし、裁判所から届いた訴状・証拠を拝見すると、アビリオ債権回収会社が債権を譲り受ける前のプロミスが債権者だった時に、簡易裁判所にて支払督促を起こしている記録が添付されており、今回はその時効を中断するために裁判をしたものだと訴状に明示されておりました。

裁判(支払督促や調停含む)を起こされてしまった場合、時効の期間は中断するとともに事故が成立するまでの期間も10年に延びてしまいます。

今回は、平成18年2月に支払督促が確定しているため、残念ながら時効の期間が経過していない状態でした。

そのため、時効にならないことを説明し、分割払いでの支払いを認めてもらうよう交渉する方針で進めていくことになりました。

 

アビリオ債権回収含めアペンタクル、ギルド、クレディアなどは、時効を止めるためにもう一度裁判をしてくることがありますし、今後他の会社でも増えてくると思います。

2回も訴えてこないだろうから、10年待って時効にしようと考えていらっしゃる方はご注意下さい。

 

なお、裁判で一括で支払えという判決が出ていたとしても、アペンタクル、ギルド、ネットカードなど一部の業者を除き、分割払いの交渉は可能です。

その会社の交渉は難しいよと他の専門家に断られてしまった方のご相談も承っております。

借金問題を何とかしたいとお考えの方はどうぞお気軽にご相談ください。

 

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